主演男優賞ノミネート&受賞結果
-
ティモシー・シャラメ 『君の名前で僕を呼んで』
- 1995年12月27日生まれ
- アメリカ・ニューヨーク州出身
母、姉は女優で、おじは映画監督、祖父は脚本家という芸能一家に育ち、名門ラガーディア高校演劇科に学ぶ。在学中もテレビドラマなどにゲスト出演して注目を浴び、『ステイ・コネクテッド~つながりたい僕らの世界』で長編映画デビュー。幼少時より舞台にも親しみ、これまでに高い評価を得ている。『君の名前で僕を呼んで』でスター性と演技力を兼ね備えた、現在最も期待する俳優と称され、初のアカデミー賞ノミネート。受賞すれば史上最年少の快挙だ。
主な出演作『レディ・バード』(2017)
『クーパー家の晩餐会』(2015)
『ステイ・コネクテッド~つながりたい僕らの世界』(2014・日本未公開)
『インターステラー』(2014)
-
ダニエル・デイ=ルイス 『ファントム・スレッド』
- 1957年4月29日生まれ
- イギリス・ロンドン出身
芸能一家に育ち、オールド・ウィグ演劇学校に通いながら演技の経験を重ねる。1971年に端役で映画デビューし、1980年代には『眺めのいい部屋』などで注目され、『マイ・レフトフット』でアカデミー賞主演男優賞を受賞。ストイックな役づくりで知られる演技派として、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』に続き『リンカーン』で、史上初となる同賞主演男優賞3度目の受賞を果たす。相性の良いポール・トーマス・アンダーソン監督作で、前人未到の4度目の受賞をねらう。
主な出演作『リンカーン』(2012)
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007)
『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2001)
『マイ・レフトフット』(2010)
-
ダニエル・カルーヤ 『ゲット・アウト』
- 1989年5月8日生まれ
- イギリス・ロンドン出身
子供の頃に演劇学校で劇作に親しみ、2006年にテレビ映画で俳優デビュー。青春ドラマ「Skins - スキンズ」で脚本家、俳優として注目を浴び、以後はテレビドラマや、映画『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』『ボーダーライン』などに出演。異色のスリラー『ゲット・アウト』の主演でゴールデン・グローブ賞などにノミネートされ、アカデミー賞初ノミネートの快挙となった。今年はアメコミ大作『ブラックパンサー』など話題作が控える注目株だ。
-
ゲイリー・オールドマン 『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』
- 1958年3月21日生まれ
- イギリス・ロンドン出身
舞台俳優としてキャリアを積み、1980年代からテレビドラマや映画に活躍の場を広げる。1997年には『ニル・バイ・マウス』で監督デビューを果たし、英国アカデミー賞で作品賞、脚本賞を受賞。個性的な役を得意とし、『ハリー・ポッター』シリーズのシリウス・ブラック、『ダークナイト』シリーズのゴードン役などの大作でも知られる。アカデミー賞では『裏切りのサーカス』に続き2度目の主演男優賞でのノミネート。下馬評通りの受賞となるか。
-
デンゼル・ワシントン 『ローマン・J・イスラエル,エスク(原題) / Roman J. Israel, Esq.』
Columbia Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ- 1954年12月28日生まれ
- アメリカ・ニューヨーク州出身
舞台俳優としてキャリアをスタートし、1981年に映画デビュー。1987年の『遠い夜明け』でアカデミー賞助演男優賞候補になり、1989年の『グローリー』で同賞を受賞。さらに『トレーニング デイ』では主演男優賞を受賞する一方、舞台や監督としても活躍。トニー賞主演男優賞を受賞した舞台を自ら製作・監督・主演を兼ねて映画化した『フェンス』は、アカデミー賞で4部門にノミネートされた。通算9つ目のノミネーションで、貫禄の同賞2度目の受賞となるか。
主な出演作『フェンス』(2016・日本未公開)
『フライト』(2012)
『トレーニング デイ』(2001)
『マルコムX』(1992)