助演男優賞ノミネート&受賞結果
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ウィレム・デフォー 『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』
A24 / Photofest / ゲッティ イメージズ- 1955年7月22日生まれ
- アメリカ・ウィスコンシン州出身
ニューヨークを拠点とする前衛演劇集団のメンバーとして活躍。映画の最初の劇場公開作となったのは、1981年の『ラブレス』。1986年の『プラトーン』で注目され、1988年の『最後の誘惑』や『ミシシッピー・バーニング』などの社会派から、『スピード2』の悪役や『スパイダーマン』シリーズなどのハリウッド大作でも個性を発揮する性格俳優に。アカデミー賞では、『プラトーン』『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』に続く助演男優賞3度目のノミネートにしてダークホースだ。
主な出演作『オリエント急行殺人事件』(2017)
『スパイダーマン』(2002)
『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』(2000)
『プラトーン』(1986)
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ウディ・ハレルソン 『スリー・ビルボード』
- 1961年7月23日生まれ
- アメリカ・テキサス州出身
舞台で俳優としてのキャリアをスタート。1985年から人気テレビシリーズ「チアーズ(原題) / Cheers」にレギュラー出演。1986年の『ワイルドキャッツ』で映画デビューを果たし、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』の主演で知名度を得た。エキセントリックな役からコミカルな役まで幅広くこなし、『ラリー・フリント』でアカデミー賞主演男優賞にノミネート。『メッセンジャー』での助演男優賞候補に続いて、2度目の同賞候補で共演者サム・ロックウェルと受賞を競う。
主な出演作『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』(2017)
『メッセンジャー』(2009)
『ラリー・フリント』(1996)
『ナチュラル・ボーン・キラーズ』(1994)
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リチャード・ジェンキンス 『シェイプ・オブ・ウォーター』
- 1947年5月4日生まれ
- アメリカ・イリノイ州出身
トリニティ・レパートリー・カンパニーで俳優、芸術監督としてキャリアを積む。1974年にテレビドラマ初出演、1985年の『シルバラード』で映画デビュー。以後、『ハンナとその姉妹』や『アメリカの災難』など多くの映画やテレビ映画、テレビドラマに出演し、名バイプレーヤーとして演技力には定評がある。賞とは縁遠い時期が続いたが、『扉をたたく人』で初のアカデミー賞主演男優賞にノミネート。今回は初の助演男優賞候補で、念願の初受賞をねらう。
主な出演作『スポットライト 世紀のスクープ』(2015)
『扉をたたく人』(2007)
『アメリカの災難』(1996)
『ハンナとその姉妹』(1986)
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クリストファー・プラマー 『ゲティ家の身代金』
(C) 2017 ALL THE MONEY US, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.- 1929年12月13日生まれ
- カナダ・オンタリオ州出身
1950年代から舞台で活躍し、世界各地でシェイクスピアなど多くの舞台に出演。トニー賞ではミュージカルと演劇で2度の受賞歴を持つ演技派として知られる。映画は、名作『サウンド・オブ・ミュージック』のトラップ大佐役で一躍有名になり、以後は数多くの作品に出演。『人生はビギナーズ』で、演技部門としてはアカデミー賞史上最高齢の82歳で助演男優賞を受賞した。ケヴィン・スペイシーの代役として急遽再撮影した本作で、2度目の記録更新となるか。
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サム・ロックウェル 『スリー・ビルボード』
- 1968年11月5日生まれ
- アメリカ・カリフォルニア州出身
1989年に低予算ホラー『マニアック1990』で映画デビュー。以後、『グリーンマイル』や『チャーリーズ・エンジェル』などで一癖ある個性を発揮して印象を残す。ジョージ・クルーニーの監督デビュー作『コンフェッション』ではベルリン国際映画祭の銀熊賞(男優賞)を受賞。『スリー・ビルボード』の監督マーティン・マクドナー作品では、戯曲や監督作『セブン・サイコパス』に出演する常連で、アカデミー賞初ノミネートにして最有力候補だ。