レディ加賀 (2023):映画短評
レディ加賀 (2023)圧巻の迫力で魅せる和装タップダンス
ドラマでは定番の若女将修業に加え、タップダンスのスポ根要素をプラス。とにかく登場人物が多いため、わちゃわちゃしたお祭りムードはあるものの、森崎ウィン演じる妙なテンションの観光プランナーなど、どこか収集つかなくなってる感アリ。それなら個性豊かな女将メンバーを掘り下げた方が良かったとは思うが、そんな弱点でさえ、今や引っ張りダコな小芝風花のど根性キャラとコメディエンヌっぷりがフォロー。見せ場となるタップは、北野武監督『座頭市』の振付で知られるHideboHが指導。それだけに、終盤に披露されるデッキブラシや和傘を使った和装タップは圧巻の迫力で、しっかりカタルシスを感じさせてくれる。
この短評にはネタバレを含んでいます