真夏の夜のジャズ (1959):映画短評
真夏の夜のジャズ (1959)映像自体がグルーヴィーなのだ!
1958年のニューポートでのフェス、JAZZジャイアンツたちの競演が楽しめる歴史的名画の4K版。時代の変わり目で、R&Bの真髄“ビッグ・メイベル”ことメイベル・ルイーズ・スミスやキング・オブ・ロックンロール、チャック・ベリーも登場する。
当時は新進気鋭、のちの写真界のレジェンド、監督バート・スターンのカメラアイはすこぶるクール。最高のタイトルバック。ヨットレースが鮮やかに挿入されるセロニアス・モンク→ソニー・スティットの流れ。一部別撮りした観客席の挟み方など全体的に“ルック”が市川崑の傑作ドキュメンタリー『東京オリンピック』みたい、と思ったのだが、すでに小西康陽さんがそう評してました。降参!
この短評にはネタバレを含んでいます