スポンジ・ボブ/スクエアパンツ (2004):映画短評
スポンジ・ボブ/スクエアパンツ (2004)家族でトリップできる“ほぼドラッグムービー”
いきなり、実写の海賊映画が始まったと思えば、デヴィッド・ハッセルホフが救世主で登場し、『Tommy』ばりのロック・オペラで大団円。おまけに、エンドロールはボブが歌うビーチボーイズのパロディ曲と、TVシリーズの枠を超え、やりたい放題な“ほぼドラッグムービー”。チャップリンから繋がるチャウ・シンチー的スラップスティックに、映画版『クレしん』的な洗脳ホラーもあるなか、地獄めぐりな展開でのボブと相棒パトリックの意味ねぇ掛け合いは、『ビルとテッドの地獄旅行』を思い起させる。それだけに、怪獣映画オマージュの2作目に続く、3作目(今夏全米公開)にキアヌ・リーヴスが参加するのも妙に納得!
この短評にはネタバレを含んでいます