砂の惑星:映画短評
砂の惑星脚本はともかくビジュアル・デザインは一級品!
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督によるリブート版の公開も控えているフランク・ハーバートのSF小説『デューン』。このデヴィッド・リンチ版は一般的に“駄作”とされており、そう呼ばれてしまうのも分からないではないものの、しかし少なくともビジュアル・デザインに限って言えば紛れもない一級品である。壮麗にして悪趣味、格調高くも変態。さすが『イレイザーヘッド』を撮った人だけのことはある。加えて、オープニングを飾るヴァージニア・マドセンのクロースアップをものともしない完璧な美しさときたら!とりあえず、腐っても鯛のデヴィッド・リンチ・ワールドを堪能すべし。(Amazon Prime有料レンタル)
この短評にはネタバレを含んでいます