消されたヘッドライン (2009):映画短評
消されたヘッドライン (2009)どんでん返しの連続で最後まで目が離せない
とにかく、最初から最後まで引き込まれ続ける。予想もしなかったほうに話がどんどん進み、わかったと思ってもまだ驚きが待っているのだ。ある朝、ワシントンDCの地下鉄で起きた女性の死亡事故をきっかけに、突然スキャンダルの渦中に置かれた下院議員スティーブン。彼が助けを求めたのは、大学時代のルームメートで新聞記者のカル。実は、彼らはかつて三角関係に悩んだことがある。政治の汚さや、新聞業界が置かれた苦しい事情を語る知的で硬派なスリラーでありながら、このふたりの複雑な友情、またカルとオンライン担当の若手女性記者との衝突が、いい具合にソフトなニュアンスを加えている。キャスティングも、助演全員いたるまで完璧。
この短評にはネタバレを含んでいます