ウソはホントの恋のはじまり (2013):映画短評
ウソはホントの恋のはじまり (2013)N.Y.が舞台の小洒落たインディーズ系恋愛映画
カフェで働く女性に恋した二流作家が、SNSで彼女の趣味や好みを徹底リサーチした上で、理想の男性を装ってアプローチに成功するも、やがてウソで塗り固められた恋愛に息切れしていく。
やたらと’60年代にかぶれたヒロインのマニアックな多趣味や、ニューヨークのブルックリンを舞台にしたローカル色を含め、いかにも小洒落たインディーズ系恋愛映画といった感じ。そういう意味では既視感バリバリだ。
とはいえ、2人の関係を基にした新作小説を担当編集者にベタ褒めされながら、その作品分析がいちいち自分の欠点にどハマリしていて、ぐうの音も出なくなるまで落ち込む主人公の姿は大爆笑。気持ちのいいハッピーエンドも悪くない。
この短評にはネタバレを含んでいます