ガンズ&ゴールド (2013):映画短評
ガンズ&ゴールド (2013)次世代スター、ブレントン・スウェイツの好演が光る
軽犯罪で逮捕されたウブな若者が、刑務所で年期の入った筋金入りのワルと知り合い、ディープな犯罪の世界へと足を踏み入れていく。
主人公2人の親子みたいな師弟関係を軸に、マフィアの絡んだ金塊強奪計画を巡る裏切りと騙し合いが見どころ。ストーリー展開に意外性はないし、若者が実はチェスの天才という設定もいまいち不発だが、殺伐とした荒野の景色と悪人だらけの抜き差しならぬドラマがオーストラリア映画独特の乾いたハードボイルド感を盛り上げる。
「マレフィセント」の王子様役では見せ場に欠いたブレントン・スウェイツだが、本作ではユアン・マクレガーを食うほどの好演。ハリウッドでの主演作が目白押しなのも頷ける。
この短評にはネタバレを含んでいます