キョンシー (2013):映画短評
キョンシー (2013)ダークな世界観で蘇る、清水崇プロデュース作
リメイクでも、リブートでもなく、あくまでもリビジット(再訪)。キャスティングや設定など、『霊幻道士』ファンにはニンマリなオマージュたっぷりに、銀落としによるダークな世界観など、ミュージシャン出身のジュノ・マック監督ならではのセンスが炸裂! クールでスタイリッシュ、プロデューサーに清水崇を迎えたJホラー要素も含む、新たなキョンシー像を生み出している。テンテンな『幽幻道士』より『哭声』好きに響くであろう不穏さに加え、事故物件や住民たちとの絡みなど、香港映画お得意の団地ホラーとしても見応えもアリ。金城武を主演に迎えた7年ぶりの監督作『風林火山』(全編モノクロ!)の完成も楽しみだ!
この短評にはネタバレを含んでいます