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ブラインド・フィアー (2012):映画短評

ブラインド・フィアー (2012)

2014年1月11日公開 85分

ブラインド・フィアー
(C) 2012 PENTHOUSE NORTH PRODUCTIONS INC.
なかざわひでゆき

役者に華がないのは惜しい!

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 ある意味トンデモ映画な「フォーガットン」で、長いキャリアにミソをつけてしまったジョセフ・ルーベン監督の久々の新作。今回は低予算の正統派サスペンスということで、おのずと傑作「W/ダブル」で披露した職人技に期待してしまう。
 ストーリーは「暗くなるまで待って」を下敷きにしたものと見てほぼ間違いないだろう。前置きもそこそこに、盲目のヒロインと侵入者の緊迫した心理戦が展開する。新鮮味こそないものの、脚本も演出も安定感があって無駄がない。
 ただ、主演のミシェル・モナハンもマイケル・キートンも役不足。演者に華がないため、どこか90年代のビデオスルー映画のような安っぽさが漂う。やはり映画の配役は肝心だ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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