ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション (2015):映画短評
ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション (2015)粗が目立つ展開に『ハリポタ』製作陣の偉大さを再確認
ヒロインを演じるジェニファー・ローレンスの魅力で持ちこたえたディストピアものの最終回だし、フィリップ・S・ホフマンの遺作。でも粗が目立つ。前作レジスタンスでも感じたが狂気的なゲームを離れた途端にアクションと人間ドラマを上手に融合できず、カットニスの心情がつかみにくい。観客の大半が彼女に心を寄り添わせて見るはずなので、これは大いなる弱点だろう。また登場人物が多いので、チラリ出演でお茶を濁す感満載。見せ場を作らないのはもったいない。全編を通して丁寧に作っていた『ハリポタ』シリーズと比較すると、もう一工夫欲しいと思わせる。そしてジョシュ・ハッチャーソンは最後までミスキャストという印象が拭えず。
この短評にはネタバレを含んでいます