デュラン・デュラン:アンステージド (2011):映画短評
デュラン・デュラン:アンステージド (2011)デヴィッド・リンチ的には、とっても楽しい問題作(笑)
話題のオンラインシリーズが劇場公開。『インランド・エンパイア』以降、映画から離れちゃってるD・リンチ御大の超異色コラボ……という興味本位で観たのだが、これが素直に楽しめるライヴ映像になっていた。
とにかくデュラン・デュランが見せるベテランバンドの底力が素晴らしい。増量したサイモン・ル・ボンの歌など往年より骨太。またセットリストも2011年当時の新曲が多く、プロデューサーである超売れっ子マーク・ロンソンがギターを弾いたりなど、ちゃんと新陳代謝が起こっている。
その中でリンチは実質最大の“ゲスト”と呼ぶべきかも。サイモンのMC「リンチはどこだ? さては異次元の世界へ逃げたのかな?」には笑った。
この短評にはネタバレを含んでいます