ロパートキナ 孤高の白鳥 (2014):映画短評
ロパートキナ 孤高の白鳥 (2014)偉大な舞姫が語るシンプルな人生哲学に深く共感!
巨星プリセツカヤ亡きあとのロシアン・バレエを牽引する舞姫ウリヤーナ・ロパートキナの足跡を辿りつつ、本人や関係者のインタビューを交えながら彼女の現在と未来を見つめていくドキュメンタリー。
自らの過去はもちろんのこと、バレエへ深い愛情や成功の意味と価値に至るまで、あくまでも淡々と冷静に客観視して分析していくロパートキナの聡明な思慮深さに感銘を受ける。とにかく謙虚な姿勢でひたすら努力するのみ。職業や年齢、性別に関係なく、人生哲学として学ばせられる点が多い。
文字通り奇跡としか言いようのない珠玉のパフォーマンスも盛りだくさん。これだけの身体能力と表現力を併せ持った踊り手は稀だと改めて思う。
この短評にはネタバレを含んでいます