二ツ星の料理人 (2016):映画短評
二ツ星の料理人 (2016)料理映画としてカンペキ
食が題材の映画が増えたが、意外に肝心の料理が美味しそうに見える作品は少ない。
作り手が本当に食にこだわりがないと、映像で匂いや味を想像させるのは難しい。
本作は、監督が長年「ER 緊急救命室」を手がけていただけあって、キッチンのライブ感が素晴らしい。
ほとばしる情熱、チームワーク、妥協のない真剣勝負。
そして完成した一皿の芸術品が美味くないワケがない!
同時に主人公のカリスマ・シェフという設定に説得力をも与えている。
ちなみに撮影監督は『闇の列車、光の旅』のアドリアーノ・ゴールドマン、編集が『ラブ・アクチュアリー』のニック・ムーア。
躍動感溢れる映像を作り上げたスタッフのチームワークにも拍手。
この短評にはネタバレを含んでいます