エクストラクション (2015):映画短評
エクストラクション (2015)ケラン・ラッツ、次世代アクション・スターへの道
親子鷹展開など、“『ダイ・ハード』シリーズ最新作”でもおかしくない設定だが、今どきアタッシュケースひとつで世界を制する展開など、いかんせん脚本がお粗末すぎ。おまけに、常に眉間をシワを寄せるブルース・ウィリスや、何かというと通信衛星を映す演出も古すぎ。とはいえ、『ザ・ヘラクレス』『エクスぺ3』に続く“ケラン・ラッツ、次世代アクション・スターへの道”映画として観ると、決して悪くない。トイレでのカンフー使いとのバトルや、元カノ・エージェント役のジーナ・カラーノとの相性の良さなど、随所に彼の魅力が詰め込められ、ファンには美味しい仕上がりだ。D・B・スウィーニーの意外な配役もあり、★おまけ。
この短評にはネタバレを含んでいます