ヒッチコック/トリュフォー (2015):映画短評
ヒッチコック/トリュフォー (2015)フィンチャーら人気監督たちはヒッチコックの何を語るか
とにかく登場する監督たちの顔ぶれが凄い。「ゴーン・ガール」のデヴィッド・フィンチャー、「グランド・ブダペスト・ホテル」のウェス・アンダーソン、「6才のボクが、大人になるまで。」のリチャード・リンクレイターなど、まったく作家性の異なる現役監督たちが、ヒッチコックのどの部分をどのように語るのか。それに興味があるなら見る価値がある。発言と一緒に、該当映画の該当シーンが映し出されるのも分りやすい。フィンチャー監督がヒッチコックのある部分についての推測を語ると、それに続けて、その推測に関連した内容を語るヒッチコックの肉声を聞かせるといった編集も技アリ。ヒッチコックの肉声がリアルに迫ってくる。
この短評にはネタバレを含んでいます