ソーセージ・パーティー (2016):映画短評
ソーセージ・パーティー (2016)ライター2人の平均評価: 2.5
懲りないな、この人たち(笑)
これを勇気と言うのか、怖い物知らずと言うのか分からない。
でも『ジ・インタビュー』で会社がサイバー攻撃を受けたと言うのに、
その監督であるセス・ローゲンが製作&共同監督&声を務め、下ネタだけでなく、人種や宗教もイジった問題作に再び手を付けるとは。
アーティストにとってソニーは、
リメイク&安全牌ばっかの映画界で、共闘できる良い会社なのかも?とちょっと見直したりする。
しかも何かといっちゃクレームで放送中止になる日本にいると、本作を受け入れている米国の方が、懐が深くて健全なのかもと考えてしまう。
まぁいずれにしても内容は、くっだらねぇー!の一言。
この映画に相応しい最大級の賛辞でございます。
こんな話を爆笑コメディにしちゃうところが素晴らしスギ!
もしも、スーパーマーケットで売られている食品類に自意識があったら、彼らはどんなことを考えているのか。そして、そんな彼らと自分たち人間に、一体どんな違いがあるというのか。そんなとんでもなく深くもある物語を、下ネタ満載の爆笑コメディにしてしまうところが、素晴らしすぎる。
監督コンビの1人がSF映画オマージュ満載アニメ「モンスターVSエイリアン」のコンラッド・ヴァーノンなのもポイント。原案・脚本はセス・ローゲン組で、ローゲン脚本・製作の「スーパーバッド 童貞ウォーズ」に出演したマイケル・セラとジョナ・ヒルも声の出演。未公開になりがちなセス・ローゲン映画が日本公開されるのも、めでたい!