亜人 (2017):映画短評
亜人 (2017)「踊る」『るろ剣』のその先へ!
またも、主人公が何者かに変貌するパターンの原作モノだが、Production I.Gに移籍してからの本広克行監督は、やはり何かが違う! 原作&アニメ版ではどこかダラダラした導入部など、端折れるエピソードは端折り、心地良いリズムで、亜人になった永井と佐藤の終わらないバトルを描く。「SP」の大内貴仁が繰り出すアクションとグロさも緩和させるCGとの相性は良く、まだまだ動ける綾野剛は『るろうに剣心』の外印同様、原作キャラとのギャップを埋める怪演で、またも佐藤健を喰いまくる。そして、ショウタイムと化す佐藤対SAT戦。 隊長役に高杉亘を配したこのバトルは「踊る大捜査線」ファンならずとも身震いするはず。
この短評にはネタバレを含んでいます