光と禿 (2016):映画短評
光と禿 (2016)この機会、観逃し厳禁作です!
MOOSIC LAB 2016の大人気作――特に観客賞と主演男優賞はダントツだった本作が祝ピン公開! しかもクリトリック・リスのニューアルバム発売記念というタイミングで必見度は増すばかりだが、これは単純に観ないと損の面白さ!
物語はボーイ(おっさん)・ミーツ・ガール。時にミュージカル……となれば『ラ・ラ・ランド』の名を出すのもやぶさかではないが(笑)、実はチャップリン『街の灯』ベース(さらに『モダン・タイムス』も)。そして何より、アクの強い芸人・俳優だった渥美清を寅さんという国民的キャラに仕立てた巨匠の技を彷彿させる、スギム氏の見事すぎる「微温化」が肝だ。監督・青木克齊の手腕と深い愛に拍手!
この短評にはネタバレを含んでいます