あさひなぐ (2017):映画短評
あさひなぐ (2017)『幕が上がる』に通じる、あなどれない部活映画
『トリガール』に続き、英勉監督がまたやった! 一見“なぎなた版『ちはやふる』”を狙った企画モノに見えて、代役を極力使わず挑んだ緊迫の試合シーンなど、『幕が上がる』に通じる部活映画として見応えアリ。ドラマ「初森ベマーズ」に続き、乃木坂(つか、西野七瀬)が一見ギャップがあるスポ根と相性の良さを感じるなか、随所で先輩役の伊藤万理華の好演が光る。『トリガール』ほどのギャグ暴走はないが、角替和枝と江口のりこの「東京乾電池」師弟バトルなど、見どころも多し。ただ、続編を想定しているかもしれないが、一本の映画として、ヒロイン・旭の分かりやすい成長物語としてまとまってるかというと、やや疑問を感じる。
この短評にはネタバレを含んでいます