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52Hzのラヴソング (2017):映画短評

52Hzのラヴソング (2017)

2017年12月16日公開 109分

52Hzのラヴソング
(C) 2017 52Hz Production ALL RIGHTS RESERVED.
くれい響

C-POPで彩られた『バレンタインデー』

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

制作時期的に、“台湾版『ラ・ラ・ランド』”を狙ってないのに(あえて言うなら『バレンタインデー』)、自然とそうなってしまい、ある意味、回答にもなっているから、ちょっと面白い。とにかく底抜けに明るく、底抜けにハッピー! 『海角七号』メンバーのゲスト出演も嬉しい本作最大の特徴は、ミュージカル形式でありながら、ひたすらポップスを歌い続けるところだろう。そのため、ドラマ仕立ての長尺なMVを観ている感覚に陥る恐れもあり、ミュージカル独特のゴージャス感に満たされないかもしれない。それに付随して、ヒロインが着ている微妙なオーバーオールなど、衣装に対する監督のこだわりも、もうちょいほしかったところだ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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