銀魂2 掟は破るためにこそある (2018):映画短評
銀魂2 掟は破るためにこそある (2018)それでも3作目を期待してしまう
前作から1年の製作に驚かされる続編だが、今回も冒頭からワーナーロゴ連発&日本アカデミー賞ネタと、悪ノリの応酬に圧倒。その後も、「将軍接待篇」での“緩”なコント演出は、相変わらず巧い福田監督だが、「真選組動乱篇」での“急”なドラマチック演出は、前作同様、微妙な感じに。『MMFR』ばりの仕上がりを期待したカーチェイスも冗長で、回想シーンの多さからか伊東にカタルシスは感じず。作り手の原作愛&ファンサービスが強すぎるあまり、メリハリに欠けており、小栗旬が「尺が長すぎる」とぶっちゃけたのも納得だ。とはいえ、吉沢亮はどの作品よりズバ抜けてカッコ良く、3作目も期待してしまうことは否定できない。
この短評にはネタバレを含んでいます