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最後のランナー (2016):映画短評

最後のランナー (2016)

2018年7月14日公開 96分

最後のランナー
(C) 2017 Goodland Pictures (C) 2017 KD Multimedia Limited Innowave Limite
くれい響

短距離走版『イップ・マン』

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

『炎のランナー』の主人公、エリック・リデルの“その後”を描いた伝記ドラマだが、舞台は日本軍占領下の中国というのがミソ。見ようによっては反日映画に見えなくもないが、山東省の収容所に収監された人々とともに疾走する姿や日本軍の少佐からレースを強引に申し込まれる展開など、かなり『イップ・マン/序章』を意識しているのが伺える。香港映画ファンには懐かしい『男たちの絆』のスティーブン・シン監督の新作であり、ジョニー・トー組で知られるチェン・シウキョンが撮影で参加。ジョセフ・ファインズの熱演もあり、チョウ・ユンファ主演の『チルドレン・オブ・ホァンシー/遥かなる希望の道』にも似たテイストの合作に仕上がっている。

この短評にはネタバレを含んでいます
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