歩けない僕らは (2018):映画短評
歩けない僕らは (2018)歩くということ
27で脳梗塞をやった身としては感情移入せずにはいられない作品。“明日は我が身”という言葉がありますが、この映画は“昨日のわが身”です。
リハビリ。特に復調の度合いも大きい急性期のリハビリではなくて、復調の曲線も緩やかになる回復期のリハビリのどうにもならない焦りや不安がリアルです。
歩くということは物理的な一歩踏み出すということだけでなく、止まっていた心を何処かに向けてみるという意味もあることを思い出します。
この短評にはネタバレを含んでいます