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メン・イン・ブラック:インターナショナル (2019):映画短評

メン・イン・ブラック:インターナショナル (2019)

2019年6月14日公開 115分

メン・イン・ブラック:インターナショナル

ライター3人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 2.3

くれい響

ユルさどころか、ダルダルな新シリーズ

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

そこそこのユルさを楽しむシリーズながら、ソーとヴァルキリーがMIB入り&着実にキャリアを築き上げてきたF・ゲイリー・グレイ監督にバトンタッチ。新シリーズとして期待が高まったが、『トランスフォーマー/最後の騎士王』の脚本家コンビだけに、やっちまった結果に! 新人女性エージェントの成長物語に絞ればよかったものの、MIBらしさを感じさせない元カノ絡みのラブコメ展開など、ムダ要素を詰め込み、ドンデン返しもとりあえず入れました感強し。しかも、グレイ監督作とは思えぬダルダルさで、シリーズ最長の尺に。そんななか、トリッキーな動きを魅せるエイリアンを演じた双子ダンサーLes Twinsのインパクトは大。

この短評にはネタバレを含んでいます
斉藤 博昭

迷ってる人は、3Dで観るのがオススメ

斉藤 博昭 評価: ★★★★★ ★★★★★

片方は、能力優秀だがオレ様気質でチャラい男性。もう片方は、新米だが知性と潜在力、やる気は誰にも負けない女性。明らかに好対照で、キャラ立ちした者同士のコンビだが、監督の生真面目さが出た感じで、基本のやりとりはエージェントとして誠実。大きくハメを外さない。そこが前コンビとの印象の違いか。人間とエイリアンの共生設定は、記憶に新しいポケモン実写映画と世界観やキャラ比較をして楽しめたりも。NY→ロンドンの直行列車や、車の各部に隠された武器などガジェット萌えシーンは「もっと見せてくれ」と寸止めに悶々……。3Dで観たが、アクション設計や、有象無象のキャラの動かし方などで、久々に3Dらしさが発揮された一作。

この短評にはネタバレを含んでいます
平沢 薫

見覚えのあるエイリアンに思わずニヤリ

平沢 薫 評価: ★★★★★ ★★★★★

 見覚えのあるエイリアンにも久々に遭遇できて嬉しいが、それとは別に多方面にアップデートされているので、どこがどう変わったのかを味わうのが楽しい。予告編にもあるようにコンビの一人が女性なことや、彼女が小さい頃からMIBになるのを目指してたという設定が新機軸な一方で、男女コンビの女性がしっかりもので男性が頼りないのは古典的パターンだったり。MIBのロンドン支部も登場、MIB専用の乗り物や武器の進化にびっくりさせてくれたり、エイリアンの造形のテイストが変わったりしてるのでその辺も要チェック。シリーズのファンの一員としては今後の続編でもっと大量のマヌケでユルいお笑い系エイリアンたちにも遭遇してみたい。

この短評にはネタバレを含んでいます
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