トラウマ・ゲーム 恐怖体験アトラクション (2018):映画短評
トラウマ・ゲーム 恐怖体験アトラクション (2018)トラウマ克服の極限ゲームが新たなトラウマを生む…?
少女時代に父親から虐待を受けた女性が、恐怖の限界に挑むことでトラウマを克服するというアトラクション施設に入ったところ、そこでは骸骨面を被った怪しげなスタッフによる精神的・肉体的な拷問責めが待っていた…というお話。もちろん、全ては筋書きに沿った一種のセラピーなのだが、しかし主催者が精神科医気取りの素人ゆえ、事態は思わぬ方向へと暴走していくことになる。ホラー映画というよりはサイコロジカルなスリラー。理不尽な責め苦の数々を通して、徐々にヒロインの心の闇が詳らかにされていく過程は少々退屈だが、クライマックスの血みどろスプラッターはまずまずのカタルシス。その特殊メイクを西村喜廣が手掛けている。
この短評にはネタバレを含んでいます