パリ、嘘つきな恋 (2018):映画短評
パリ、嘘つきな恋 (2018)バチ当たりな嘘から始まった真実の恋
リッチで男前なエリートビジネスマンにして、軽薄でウソつきで自己中なプレイボーイというアラフィフ中年独身男が、身体障碍者を装って若い美女の気を引こうとしたところ、なんと本当に身体障碍者である彼女の姉に恋してしまう。相手を好きになればなるほど真実を打ち明けられず、ウソにウソを重ねて窮地へ追いつめられていく主人公のドタバタっぷりが、なんとも皮肉かつ滑稽だ。ストーリー展開的に予定調和の連続であることは否めないものの、チャーミングで憎めない登場人物やピリッと辛口のユーモア、お洒落なパリのロケーションなどは魅力。小粋な大人向けのロマンティック・コメディとして十分に楽しめる。
この短評にはネタバレを含んでいます