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星屑の町 (2019):映画短評

星屑の町 (2019)

2020年3月6日公開 102分

星屑の町
(C) 2020「星屑の町」フィルムパートナーズ
くれい響

のんが歌って、踊って、主役喰う。

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

田舎娘が、おっさんだらけの昭和歌謡のグループに加入する。かなり時代錯誤に見えてしまう設定も、何のその。のんが、ここまでスクリーン映えする女優になっていたことに驚かさせる! 明るい元気キャラから一転、藤圭子の「新宿の女」を見事に弾き語り、時折浮かべる切ない表情に引き付けられる。ぶっちゃけ、本来の主人公である「山田修とハローナイツ」を喰ってしまうほどだが、後半の見せ場である“彼女の決断”が、あまりにも呆気なく描写。それだけに、映画版として大胆な脚色が必要だったともいえるが、さすがは森田(芳光)組出身の杉山泰一監督。“地方営業あるあるネタ”満載なお約束の展開は、とにかく心地良い。

この短評にはネタバレを含んでいます
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