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ブラック・ウィドウ (2020):映画短評

ブラック・ウィドウ (2020)

2021年7月8日公開 134分

ブラック・ウィドウ
(C) Marvel Studios 2021

ライター4人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 4.3

相馬 学

ガールズブラボー!なアクションのカッコよさ

相馬 学 評価: ★★★★★ ★★★★★

 MCUで女性がピンの主人公となるのは『キャプテン・マーベル』に続いて2度目だが、超人ではない“人間の女性”は初。それがアベンジャーズの初期レギュラー、ナターシャなのだからMCUファンには、まさに待望。

 身体能力のみに依存するバトルは痛快で、殴られれば血も出るリアルな感触がまたイイ。妹セリーナや母との共闘も見どころ。

 女性が主人公のアクションはシリアスに偏りがちだが、MCUらしいユーモアも備わっている。ナターシャのヒーロー風ポージングに対するセリーナのツッコミに加え、本作の男キャラは悪役を除けば完全にお笑い要員だ。そんなバランスも、痛快ヒロインアクションに成りえた要因だろう。

この短評にはネタバレを含んでいます
平沢 薫

彼女には、まだまだ描かれるべき魅力があった

平沢 薫 評価: ★★★★★ ★★★★★

 そうか、そうだったのか。ずっとMCU映画を見てきて、ブラック・ウィドウのことをよく知っているような気になっていたことを反省。彼女には、まだまだ描かれるべき魅力があったことを、この映画は教えてくれる。思った以上にアクションシーンが多く、次から次へと戦闘が連鎖。武器ではなく身体自体を使うファイトで、超人たちとは違う、鍛え抜かれた人間ならではの身体の動きの魅力を見せつける。幼い子供時代を共に過ごした人物たちと再会し、彼女が本来持っていた性質やユーモア感覚を垣間見せる。フローレンス・ピュー演じる人物との姉妹のような関係も楽しく新鮮。ブラック・ウィドウがこれまで以上に魅力的な人物に見えてくる。

この短評にはネタバレを含んでいます
斉藤 博昭

MCUの中では、正統派アクション映画のムードが濃厚

斉藤 博昭 評価: ★★★★★ ★★★★★

主人公のその後の運命を知っている人にとって、全編どこか悲しさも漂うのだが、それを中和するかのように、ロマノフ一家のドラマに、微笑ましく、ちょっぴりふざけた描写も挿入。特に父親の能天気ぶり、妹の大胆かつ冷静な性格があらわになるシーンは、一服の清涼剤となる。妹エレーナの逞しさは、演じるフローレンス・ピューの魅力にハマり、姉に代わって今後のMCUで大活躍してほしいと期待も高まる。それもこれも、この家族のパワーが超人技ではなく、訓練で鍛え上げられたものだからか。その意味で、MCUの中では正統派アクションヒーロー映画の肌ざわりだ。
そしてもちろん、不覚にも胸が締めつけられ、落涙しそうな一瞬が訪れる。

この短評にはネタバレを含んでいます
村松 健太郎

ブラック・ウィドウ 最後の映画は家族のドラマ

村松 健太郎 評価: ★★★★★ ★★★★★

まず何と言ってもスクリーンにマーベルのロゴが流れ、映画館にマーベル・シネマティック・ユニバースが還って来てくれたことが嬉しい。
そして、映画は家族、過去、罪といったテーマを緩急をつけ、ユーモアを交えた形で描く濃厚な人間ドラマになっています。
バトルシーンは『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』から一転してフィジカル中心のスパイアクションになっていて、新鮮に映ります。『ウィンター・ソルジャー』なんかに近い肌触りでした。
本作で10年間演じたブラック・ウィドウ=ナターシャ・ロマノフからの卒業を発表しているスカーレット・ヨハンソンですが、最後の雄姿を目に焼き付けましょう!!

この短評にはネタバレを含んでいます
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