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フォックストロット・シックス (2019):映画短評

フォックストロット・シックス (2019)

2020年1月3日公開 114分

フォックストロット・シックス
(C) Rapid Eye Pictures
くれい響

粗すぎる“近未来SF版『ザ・レイド』”

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

『ターミネーター4』以来、マリオ・カサール10年ぶりのプロデュース作は、なぜかインドネシア合作。『ジャッジ・ドレッド』的ガジェットに、『アイアンマン』的パワードスーツも登場する“近未来SF版『ザ・レイド』”だが、主人公の素性から、恐ろしいぐらい脚本が粗い。しかも、レジスタンスのアジトである廃墟や“六人の侍”といった状況設定を生かさないことにモヤモヤするなか、“戦争・アクション映画でおなじみのシークエンス再現”に全力投球。続編作る気満々のエンディングも含め、そこは愛すべき点なのだが、そこに至るまでのドラマがお粗末すぎるので、どうもカタルシスに欠ける。でも、嫌いじゃない!

この短評にはネタバレを含んでいます
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