フラ・フラダンス (2021):映画短評
フラ・フラダンス (2021)しっかり“フラ版「アイカツ!」×「けいおん!!」”
「スパリゾートハワイアンズ」の入社式や深夜のメンテナンスまで描かれるお仕事映画であり、十年前の震災を経た『フラガール』の続編としても楽しめるが、信頼と実績の総監督:水島精二&脚本:吉田玲子というわけで、しっかり“フラ版「アイカツ!」×「けいおん!!」”になっているのがミソ。5人の新米フラガールたちの成長を見守る王道すぎる展開だけに、TVシリーズ向けともいえるが、「ももクロ」がモデルな“いついろディライト!!”のライブや、一見浮いて見えるファンタジー要素からの伏線の張り方に、とにかく唸らされる。そして、『アイの歌声を聴かせて』と声の使い分けをしている福原遥のスゴさもあって、★おまけ。
この短評にはネタバレを含んでいます