ターコイズの空の下で (2020):映画短評
ターコイズの空の下で (2020)大きな空が現在ではない時間にもつながっている
大きな青い空があり、それが遠く離れた"場所"につながっているだけでなく、現在ではないさまざまな"時間"にもつながっている。その空は、登場人物たちの過去につながり、さらに実現しなかった出来事にまでつながっているのだ。
その空の下、男2人が会ったことのない人を探す旅をする。すると、マジカルな出来事が何度も起こる。奇妙な祈祷師に出会う。焚き火を囲む人々が楽器を奏でる音楽に加わって一緒に踊る。不思議な女性に助けられる。そして、旅は2人を予測していなかった場所へ連れて行く。そんな物語に相応しく、空の下の大地が、どこまでも広がって行きながら、壮大で不思議な姿を見せてくれる。
この短評にはネタバレを含んでいます