国際捜査! (2020):映画短評
国際捜査! (2020)クァク・ドウォンが逆ギレしまくり
『ノンストップ』に続き、家族でハワイ旅行の流れかと思いきや、いざフィリピンへ。『ハングオーバー!』×『大災難P.T.A.』なロードトリップものに、大日本帝国が隠した財宝が絡み、派手なドンパチや爆破もあるものの、良くも悪くもユルい笑いが肝となる一作に。助演として美味しすぎた『KCIA 南山の部長たち』に続き、堂々と座長を務めるクァク・ドウォンが、次々酷い目に遭い、何かというと「韓国警察ナメんじゃねぇ!」と逆ギレする様は、確かに可笑しい。とはいえ、『ありふれた悪事』のキム・ボンハン監督は、彼やキム・サンホら、“おっさん博覧会”を生かしきれなかった感アリ。せめて、ノワールに仕上がっていれば!
この短評にはネタバレを含んでいます