真夜中乙女戦争 (2021):映画短評
真夜中乙女戦争 (2021)原作ファンはどう見るか?
個人的な感想ですが原作小説の方は、そのドライブ感に巧く乗ることができずに苦戦しました。
その映画化ということでどうなることかとも思いましたが、『チワワちゃん』の二宮健監督ということで、どうにかしてくれるのではとも思いました。
結果、映画はシンプルにおもしろく、ほろ苦い青春劇になっていました。
原作では多くの実在のアイテムが登場して、それが作品全体の底辺に流れ続ける一種のノイズの様になっていて、それが旨味であり苦味となっているのですが、映画ではそのあたりはだいぶあっさりとされています。この取捨選択に原作ファンはどう反応するかが楽しみです。
この短評にはネタバレを含んでいます