ミッション:ポッシブル (2021):映画短評
ミッション:ポッシブル (2021)アクションもユーモアも痛快な韓流スパイ・コメディ
金のためならどんな依頼でも引き受けるお調子者でテキトーな私立探偵と、真面目で堅物で猪突猛進な中国の新米女性諜報員が、ひょんなことからコンビを組んで武器密売ルートを暴くという韓流スパイ・コメディ。皮肉たっぷりなユーモアのセンスが絶妙で、スクリューボール・コメディとして抜群の面白さ。それでいて韓国映画らしくハードなアクションも本格的だし、政治やイデオロギーのためにスパイや兵士を捨て駒にする権力への風刺もしっかりと効いている。主演コンビの相性も抜群だが、中でも憎めないチャラ男探偵を演じるキム・ヨングァンの愛くるしいことときたら!エンド・クレジットのオチも捧腹絶倒。
この短評にはネタバレを含んでいます