トゥモロー・ウォー (2021)：映画短評

　Netflixに負けじ！とAmazon Primeが投入した正真正銘のブロックバスター映画。ある日突然、人類が滅亡の危機に瀕した30年後の世界から使者が現れ、特殊部隊出身の科学者である主人公を含めた大勢の現代人たちが、地球を侵略するエイリアンの大群と戦うため未来へ送り込まれる。『エイリアン』や『プレデター』や『スターシップ・トゥルーパーズ』など、過去の名作からの引用を寄せ集めたような印象は否めないものの、手間暇と金をかけた特大級のスケール感と出し惜しみをしないサービス精神で楽しませてくれる。より良い未来を子供たちに残すため、大人は今何を出来るのか？という潜在的なテーマにも意外と説得力がある。