ホリック xxxHOLiC (2022):映画短評
ホリック xxxHOLiC (2022)妖しく美しい青春劇
出演者の年齢からちょっと誤解してしまいそうですが、蜷川実花監督、初の青春劇でしたね。
主人公の四月一日の悩みは、そのまま思春期特有の独特な悩みや想いに見えてきます。
百目鬼やひまわりもティーンエイジャーだからこそ成り立つキャラクターかなと思います。
それを二つの方向から導くのが脩子と女郎蜘蛛となるのですが、蜷川監督の見せ方と、演者の演じ方もあって、実際以上に妖しきメンターとなっていてその対比が面白かったです。
相変わらずの極彩色の世界観ですが、キャラクターの並びは今までにない強弱があって新鮮でした。
この短評にはネタバレを含んでいます