カメの甲羅はあばら骨 (2022):映画短評
カメの甲羅はあばら骨 (2022)清水尋也と磯村勇斗が「セトウツミ」状態
歌に乗せて骨格の特徴が紹介される、どこか『ミッドサマー』感溢れるオープニングに続いて始まるのは、動物人間と化した高校生たちの学園ドラマ。「BEASTARS」<<<見世物小屋を思い起こさせるキモキャラによるスクールカーストや生徒会選挙といった日常系に、妙にエモいクライマックスなど、「朝だよ!貝社員」のモリ・マサ監督らしいシュールな笑いがプラス。「ざんねんないきもの事典」のような深みはないものの、冴えない陰キャなカメ田と空気が読めない陽キャなカエル川による意味ねぇ掛け合いが、とにかく面白い。そのヤバさは、まるで清水尋也と磯村勇斗による「セトウツミ」を観ている感覚に陥るほど!
この短評にはネタバレを含んでいます