ザッツ・アモール! (2022):映画短評
ザッツ・アモール! (2022)お決まりパターンの恋愛映画
出だしからよくあるパターンながら、前半はそれなりに見られた。だが、最後の30分ほどはお決まりすぎ。とりわけ最後の最後はあまりに都合が良すぎだ。とは言っても所詮、無害なロマンチックコメディだし、目くじらを立てることもないと思い、3つ星にしておいた。出会いの場所をスペイン料理屋のクッキングクラスに設定し、美味しそうな料理やその作り方を出してくることで、ストーリーの凡庸さから多少気を散らせる。だが、フードやワイン、調理過程をリアルに見せる映画はもう十分にあるし、それを売りにするには弱い。主役のふたりはチャーミングで、このジャンルに最も必要な部分はクリアしている。
この短評にはネタバレを含んでいます