ノエルの日記 (2022):映画短評
ノエルの日記 (2022)目を背けてきた過去に向き合う
やはり今月Netflixで配信になった2本のクリスマスロマコメ映画(『フォーリング・フォー・クリスマス』『クリスマス・ウィズ・ユー』)と比べると、雰囲気的にはやや大人。目を背けてきた過去の傷に向き合うというストーリーがあるところが違っている。だが、設定やシーンにお決まりのパターンがありすぎるのは同じ。恋に落ちようとしているふたりのうちひとりに婚約者がいるというのもそのひとつ。セリフも陳腐すぎて、次に何を言うかピタリと当ててしまったことも何度か。それでも見られたのは犬のエヴァのおかげ。犬と赤ちゃんは視聴者の興味を引く伝統的なトリックで、そこですら新しくはないのだが。
この短評にはネタバレを含んでいます