シティーハンター (2024):映画短評
シティーハンター (2024)ライター2人の平均評価: 4
原作の完コピだけが漫画実写化の最適解じゃない
満を持して放たれた実写版『シティーハンター』。袖まくりした水色ジャケットと赤いTシャツ姿じゃなくても、冴羽獠を演じることができることを示した鈴木亮平に拍手。原作を完コピすることだけが「マンガ実写化の最適解」でもないし「愛」の形じゃないことを立証してみせた。相棒の槇村香役を演じた森田望智も、見た目だけでなく内面までしっかりと演じている。シティーハンターが2024年の新宿歌舞伎町の住人だと印象づけたロケーション撮影も見事だった(一部は名古屋の繁華街だが)。ただし、アクション場面は「冴羽獠無双」すぎて、やや単調。もっと緊張感や工夫があってもいいと感じた。これからシリーズ化していくなら、なおさら。
幸せな実写化
これは幸せな実写化ですね。原作へのリスペクトが強い鈴木亮平主演のという代えがたい肉体の持ち主によって、完璧な冴羽獠がリアルな存在になりました。相棒・槇村の死のシーンやエンジェルダストなど原作ファンにはニヤリとさせる展開も多分に含みつつ、初見の人間にも楽しめるハードボイルド&ギャグ映画に仕上がっていました。そしてエンディングはやはり「GETWILD」!。見たかった”シティハンター”を見ることができました。これ一本なんて寂しいことは言わずにシリーズ展開を強く希望します。