夏空ダンス (2023):映画短評
夏空ダンス (2023)力強いダンスとともに、甘酸っぱい青春も描写
16年の地震、20年の豪雨と、被害を受けた故郷の熊本県・人吉市を応援するため、内村光良が7年ぶりに監督。純粋な復興映画ではなく、松重豊演じる麵職人など、人吉を離れる人といった現実を描く一方、“大林(宜彦)チルドレン”であるウッチャンらしい甘酸っぱい青春も描写。自身も思春期の娘を持つ父親をリアルに演じているが、「世界の果てまでイッテQ!」のダンス部企画で発掘された島雄こなつの魅力を引き出せたか?というと、これが微妙。ゲスト陣もおざなり程度だし、47分の上映時間も含め、これまで監督してきた3本の長編に比べると、かなりモノ足りない印象が強い。そして、ウド鈴木のクレジットが謎すぎ!
この短評にはネタバレを含んでいます