PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ (2023):映画短評
PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ (2023)デカダンでスタイリッシュな韓流スパイ・アクション
日帝統治時代の朝鮮半島。新しい朝鮮総督の暗殺未遂事件が勃発。警護隊は関与の疑われる容疑者4名を人里離れたホテルへ隔離し、その中から抗日組織が総督府へ送り込んだスパイ「ユリョン(=幽霊)」を炙り出そうとする。前半は「誰がユリョンなのか?」を巡る謎解きミステリー、後半は超絶スタント&血みどろバイオレンスが炸裂するスパイ・アクション。一粒で二度美味しいとはこのことですな!ベルトルッチの『暗殺の森』を彷彿とさせるデカダンな映像美や流麗なカメラワークも然ることながら、『パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女』に続いて不敵な面構えのアクション・ヒロインを演じるパク・ソダムが最高にクール!
この短評にはネタバレを含んでいます