STORY GAME ストーリー・ゲーム (2020):映画短評
STORY GAME ストーリー・ゲーム (2020)アメリカ人の感性で生まれ変わった日本の怪談が新鮮
ハワイの大学生3人がキャンプファイヤーを囲みながら、1人ひとつずつ怖い話を披露する…というオムニバス・ホラー映画なのだが、その「怖い話」のテーマが「日本の怪談」というのがアメリカ映画としては目新しいポイントであろう。題材は「トイレの花子さん」に「口裂け女」ときて、最後は「番町皿屋敷」と「四谷怪談」のハイブリッド。正直なところNetflixオリジナルのマイナーなホラー映画と大して変わらない出来だが、しかしそれぞれの怪談エピソードにアメリカ的な新解釈が加えられており、そこは日本の観客にとって新鮮に感じられる要素かもしれない。ただ、最後の時代劇エピソードまで全てセリフが英語なのは賛否ありそう。
この短評にはネタバレを含んでいます