毒娘 (2023):映画短評
毒娘 (2023)ダークヒロイン“ちーちゃん”爆誕!
夢に見た幸せな家庭を築くため、専業主婦として生きていこうと決めた母が主人公なのだが、実際はトラウマを抱えた義理の娘と謎の共感力で彼女を取り込もうとする“ちーちゃん”の関係性がメイン。そういう意味では、問題作『ハロウィン THE END』にも近いのだが、そこは内藤瑛亮監督作。『ミスミソウ』ばりに白と赤のコントラストが際立ち、シスターフッドな展開もある。押見修造キャラデザインというキャッチーさとともに、ダークヒロインの要素も秘めた“ちーちゃん”だけに、前日譚を含むシリーズ化も期待したくなるが、『ミスミソウ』の山田杏奈ばりに健闘した伊礼姫奈は、果たして続投するのか?
この短評にはネタバレを含んでいます