ミアの事件簿:疑惑のアーティスト (2024):映画短評
ミアの事件簿:疑惑のアーティスト (2024)セクシーなスリラーを目指したのはわかるが
主人公は、恋人を殺した容疑をかけられた男性を弁護する女性弁護士。彼女は私生活で無職のマザコン夫と意地悪な姑に悩まされている。そういった設定に、チープな昼メロみたいに楽しめるかもと思っていると、途中から話の現実味は大きく損なわれ、その後にはあまりに都合の良いことが起きて、最後は破茶滅茶。作り手にしたら「誰も予測しなかったに違いない大きな種明かし」のつもりなのだろうが、いくら映画とはいえありえなすぎ。容疑者の職業はアーティストで、ファッション、音楽のセンスなど表面的な部分はおしゃれ。セックスもあり、80年代のエロチックスリラーのような感じを目指したのはわかるが、スリルはゼロ。
この短評にはネタバレを含んでいます