主演男優賞ノミネート&受賞結果Actor in a Leading Role - Winner & Nominees
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クリスチャン・ベイル 『バイス』Christian Bale 'Vice'
- 1974年1月30日生まれ
- イギリス・ウェールズ出身
スティーヴン・スピルバーグ監督の『太陽の帝国』(1987)のオーディションで主役に抜てきされ、注目を浴びる。小規模な作品から『ダークナイト』トリロジーまで幅広い作品で活躍し、『マシニスト』(2004)のような過酷な体重の増減などストイックな役作りでも有名。『ザ・ファイター』(2010)でアカデミー賞助演男優賞を受賞。『アメリカン・ハッスル』(2013)、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015)に続いて4度目のオスカー候補にして、2度目の主演男優賞ノミネートで受賞に王手か。
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ブラッドリー・クーパー 『アリー/スター誕生』Bradley Cooper 'A Star Is Born'
- 1975年1月5日生まれ
- アメリカ・ペンシルベニア州出身
「エイリアス」(2001~2006)などのテレビシリーズで注目され、舞台でも経験を積む。2009年、『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』で人気を確固たるものに。アカデミー賞は『世界にひとつのプレイブック』(2012)、『アメリカン・ハッスル』、(2013)『アメリカン・スナイパー』(2014)に続き、監督兼主演の『アリー/スター誕生』で4度目のノミネート。監督賞候補は逃したが、プロデューサーとして作品賞、共同で手がけた脚色賞を含む計3部門にノミネートされている。
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ウィレム・デフォー 『永遠の門 ゴッホの見た未来』Willem Dafoe 'At Eternity's Gate'
(C) Walk Home Productions LLC 2018- 1955年7月22日生まれ
- アメリカ・ウィスコンシン州出身
ニューヨークを拠点とする前衛演劇集団のメンバーとして実績を積み、1984年の『ストリート・オブ・ファイヤー』、1986年の『プラトーン』などで注目される存在に。『スパイダーマン』シリーズなどのハリウッド大作でも存在感を発揮している。アカデミー賞では、『プラトーン』『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』(2000)、『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(2017)で3度、助演男優賞にノミネート。画家ゴッホを演じた『永遠の門 ゴッホの見た未来』で4度目にして初の主演男優賞のノミネートとなった。
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ラミ・マレック 『ボヘミアン・ラプソディ』Rami Malek 'Bohemian Rhapsody'
- 1981年5月12日生まれ
- アメリカ・カリフォルニア州出身
人気ドラマ「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」(2015~)のエキセントリックなエリオット役で知られ、2016年にはエミー賞を受賞するなど高く評価されている。『ナイト ミュージアム』シリーズのエジプト王などオリエンタルな役も多い。世界各国で大ヒットを記録した『ボヘミアン・ラプソディ』でフレディ・マーキュリーを演じ、ゴールデン・グローブ賞を受賞。破竹の勢いに乗って、アカデミー賞初ノミネートで受賞を果たす可能性も高まっている。
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ヴィゴ・モーテンセン 『グリーンブック』Viggo Mortensen 'Green Book'
- 1958年10月20日生まれ
- アメリカ・ニューヨーク州出身
舞台で経験を積み、詩人、写真家など多彩な才能の持ち主。『ロード・オブ・ザ・リング』三部作のアラゴルン役で国際的な人気を得る一方で、鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督作『イースタン・プロミス』(2007)や『ヒストリー・オブ・バイオレンス』(2005)など個性の強い小規模な作品での演技が高く評価されている。アカデミー賞は『イースタン・プロミス』『はじまりの旅』(2016)に次いで3度目の主演男優賞ノミネート。頭一つ抜けたクリスチャン・ベイルの後を追う。