劇場版 おいしい給食 Final Battle (2019):映画短評
劇場版 おいしい給食 Final Battle (2019)ドラマ未見でも大丈夫な飯テロ映画
給食絶対主義の中学教師・甘利田による“給食版「孤独のグルメ」”というべき、飯テロドラマの映画版にして完結編。市原隼人のトリッキーな動きも、天才的な食べ方アレンジを魅せる生徒・神野との“給食あるある”を交えたバトルも、オーロラソースやすき焼き風で激化。ドラマ未見であっても、すぐに入り込める有難い構成で、後半は、給食廃止をめぐるまさかのドラマティックな展開で盛り上げる。教育委員会として、“加藤優”こと直江喜一が登場し、放送室の「金八」オマージュなど、遊び心もたっぷり。さすが、「イヌゴエ」「猫侍」などの一連の動物モノで、長年ほのぼの路線を突き進んできたAMG作品といえる仕上がりだ。
この短評にはネタバレを含んでいます