主演男優賞ノミネート
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スティーヴ・カレル『フォックスキャッチャー』
- 1962年8月16日生まれ
- アメリカ・マサチューセッツ出身
シカゴの名門即興コメディーグループに参加した後、テレビ界に進出。老舗バラエティー番組「サタデー・ナイト・ライブ」などに出演し、2005年から7シーズンにわたり主演を務めたコメディードラマ「The Office」でゴールデン・グローブ賞ほか多くの賞を受賞。映画『40歳の童貞男』の大ヒットでコメディー俳優の地位を確立した。今回は別人かと思うようなシリアスな演技で、オスカーでは冷遇されがちなコメディー出身俳優としてどこまで頑張れるか?
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ブラッドリー・クーパー『アメリカン・スナイパー』(C) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
- 1975年1月5日生まれ
- アメリカ・ペンシルベニア州出身
アクターズスタジオに学び、「エイリアス」ほかテレビを中心にキャリアを積む。コメディー映画『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』でブレイク。以後、製作総指揮を兼ねた『世界にひとつのプレイブック』と『アメリカン・ハッスル』で、前者はアカデミー賞主演男優賞、後者は同賞助演男優賞の候補に。今回は名匠クリント・イーストウッド監督作で3年連続ノミネートの快挙。前哨戦では遅れをとっているが一発逆転を狙う。
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ベネディクト・カンバーバッチ『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
- 1976年7月19日生まれ
- イギリス・ロンドン出身
舞台でキャリアを重ね、舞台「フランケンシュタイン」でローレンス・オリヴィエ賞主演男優賞を受賞。英BBCのテレビドラマ「SHERLOCK(シャーロック)」に主演し数々の賞に輝き、国際的にブレイクした。『スター・トレック イントゥ・ダークネス』では世紀の悪役と絶賛されるなど、クセの強い役を得意としている。今回は人並み外れた孤高の天才を演じてハマリ役。初ノミネートだが受賞の可能性は十分にある。
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マイケル・キートン『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
- 1951年9月5日生まれ
- アメリカ・ペンシルベニア州出身
スタンダップコメディアンを経て、テレビのコメディー番組に多く出演。ティム・バートン監督作『ビートルジュース』で独特の個性を発揮してブレイクした。翌年、同監督の『バットマン』と続編『バットマン リターンズ』でスターの地位を確立。1990年後半以降はヒット作に恵まれず停滞気味だったが、今回は自らのキャリアを彷彿(ほうふつ)させる役を演じてうれしい初ノミネート。前哨戦でもゴールデン・グローブ賞の受賞ほか頭一つ抜けており大本命。
主な出演作-
ジャッキー・ブラウン(1997)
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マイライフ(1993)
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バットマン(1989)
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ビートルジュース(1988)
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エディ・レッドメイン『博士と彼女のセオリー』
- 1982年1月6日生まれ
- イギリス・ロンドン出身
サム・メンデス演出作で舞台デビュー。2009年のジョン・ローガンによる傑作舞台「Red」で、ローレンス・オリヴィエ賞とトニー賞という英米の演劇界最高峰の賞を受賞し、若手の演技派として広く認知されるようになった。舞台と並行して映画にも出演し、『レ・ミゼラブル』ではマリウス役で美声も披露。映画の出演作は多くはないが、ゴールデン・グローブ賞の受賞で弾みがつき、初のノミネートでキートンとの一騎打ちに臨む。